小学校の学習について考える

こんにちは。ふらっとほわいとです。

 

今日は、小学校の学習について、学習指導要領を読みながら、考えていきたいと思います。

 

今回は、国語と算数についてです。

 

最初に、国語について考えてみる。

学習指導要領によると、国語科の目標は、「言葉による見方・考え方を働かせ,言語活動を通して,国語で正確に理解し適切に表現する資質・能力を」育成することである。

詳しくは、小学校学習指導要領解説(国語編)を参照いただきたいが、大きく分けて4つのことが書かれている。

・言葉の意味や働き,使い方に着目して考えさせること。

・国語は言語活動を育成させる中心的な教科であること。

・国語で表現された内容や事柄を正確に理解させること。

・国語を使って内容や事柄を適切に表現すること。

特に、日常生活で主体的に活用できる「知識及び技能」を身につけたり、人と人との関わりの中で、思いや考えを伝え合う力を高め,「話すこと・聞くこと」「読むこと」「書くこと」に関する「思考力・判断力・表現力等」を育んだり、言葉がもつよさや国語の大切さを自覚することで、「学びに向かう力・人間性等」を育成したりすることが必要であるとしている。

 

つまり、国語では、学習する中で様々なスキルのよさを自覚し、人と関わりながら思いや考えを伝え合うことが求められている。

 

国語の学習指導要領解説はコチラで確認いただけます。

http://www.mext.go.jp/component/a_menu/education/micro_detail/__icsFiles/afieldfile/2019/03/18/1387017_002.pdf

 

では、算数ではどうだろうか?

学習指導要領では、目標の設定についての考え方について、「数量や図形などについての基礎的・基本的な知識及び技能を確実に習得し,これらを活用して問題を解決するために必要な数学的な思考力,判断力,表現力等を育むとともに,数学のよさに気付き,算数と日常生活との関連についての理解を深め,算数を主体的に生活や学習に生かそうとしたり,問題解決の過程や結果を評価・改善しようとしたりするなど,数学的に考える資質・能力を育成することを目指すこととした。」とある。

 

これらについて、詳しくは、小学校学習指導要領解説(算数編)を参照いただきたいが、大きくわけて3つである。

 

ここでは特に、3つ目の「数学のよさに気付き,算数と日常生活との関連についての理解を深め,算数を主体的に生活や学習に生かそうとしたり,問題解決の過程や結果を評価・改善しようとしたりする」について考える。

数学のよさとは何か考えた時、数学は答えがひとつになることだと思っていた。しかし、兵庫教育大学学校教育学部 加藤久恵准教授の記事を見て、自分の考えが少し異なっているように感じた。

算数や数学には答えだけでなく、その答えに達するまでのプロセスは存在しているということに気がついた。存在するプロセスは一つではないことも気がついた。

プロセスが異なると、答えも異なることが大いにあるのだ。と気づいた時、数学のよさとは、物事を論理的に考えることができるようになることであると感じた。

しかし、これはよく読み返してみると、既に書かれていた。

「問題解決の過程や結果を評価・改善しようと」することが数学的な考える資質・能力であると書かれていたのだ。

これらに気付き、体験し身に付けることが学習となるのだろう。

 

小学校学習指導要領解説(算数編)はこちらで確認いただけます。

http://www.mext.go.jp/component/a_menu/education/micro_detail/__icsFiles/afieldfile/2019/03/18/1387017_004.pdf

子どもたちに「算数」の面白さを伝えるために

https://yumenavi.info/lecture_sp.aspx?%241&GNKCD=g007675

 

今回はここまで。

次回はいつ更新できるのだろう……では!